世の中には「変わるもの」と「変わらないもの」があります。
「変わるもの」つまり「change」はドラッカーによるとイノベーションを生み出し、進化、発展をもたらします。
一方
「変わらないもの」はドラッカーの言う原理・原則と言われるもので、原理・原則は太古から変わることなく存在しています。
「変わるもの」と「変わらないもの」を見極めるのは簡単なようで実は難しい。多くの人が、変わらなければいけないのに、変わらないものにこだわって、新しい時代から取り残される例は歴史に枚挙のいとまがありません。
一方
「変えてはいけないもの」を変えてしまう失敗も人類は多く犯してきました。原理・原則を自分の都合のいいように変えて、本質からずれて衰退していった例もたくさんあります。
それでは、どうすればこの両者の違いを間違えることなく、正しい判断ができるのでしょうか?
そのためには謙虚な心が必要です。両者の判別がつかない人の心には「常に自分が正しい」という強い自己中心性が存在しています。
謙虚な心こそドラッカーの言う「真摯さ」ではないでしょうか?