起業家のうち3年後には7割が廃業、5年後には9割が廃業し1割しか残らないと言われています。実際に私も起業家の一人として、かつて同時期に起業した人や、創業支援を行った人の動向を見ていると、このデータは大げさではないと感じます。
起業家をサポートする公的な機関は増えています。私も渋谷区や東京都の創業支援の仕事をしています。ただ公的な機関のサポートには弱点があります。それは起業家マインドを教えてくれないという点です。
手続きや方法論はいくらでもアドバイスする専門家がいます。
しかし
起業家マインドを指導してくれる専門家はほとんどいないのが現状です。
なぜでしょうか?それは起業をしたことがない人が起業のアドバイスを行っているからです。起業を経験した人ならわかると思いますが、起業を決意し、創業期を乗り越えるためには、相当のプレッシャーがあるものです。私も今思えば、ノウハウやハウツーよりも、「家族をどうしたら路頭に迷わせないようにできるか」ということを四六時中考えていたものです。
失敗への不安と恐怖
家族の反対
多くの優れた30~40代のビジネスマンが起業を考えながらも、一歩前に踏み出せない例を五万と見てきました。
起業は手続きとノウハウだけでできることではありません。もっとも重要なのは「起業家マインド」です。起業家マインドについて、今後このブログで取り上げていきたいと思っています。