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業務改善助成金でスライサーを購入

産業界に対して、今政府が最も力を入れているのが「生産性の向上」です。今日本の企業は人手不足と人手不足による長時間労働の問題を抱えており、この問題の解決策として「生産性の向上」が最も有効だからです。

補助金・助成金も「生産性の向上」に関するものが新しく設けられました。その代表的なものが、「IT導入補助金」「業務改善助成金」です。「生産性の向上」というキーワードから経産省系を連想しますが、業務改善助成金は厚生労働省の助成金です。

業務改善助成金は、事業場内の最低賃金を60円引き上げることにより、生産性向上に役立つ設備などの購入費用を助成するもので、小規模事業者の場合は上限100万円(4分の3補助)が支給されます。

当事務所のお客さんである精肉店A社では、週10時間しか働かないパートさんの時給を60円上げるだけで、120万円新型スライサー購入費用の助成金支給が決定しました。

小規模事業者が設備などを購入するために利用できる補助金としては「小規模事業者持続化補助金」(経産省)がよく知られていますが、この補助金は採択率が40%を切っており、3社に1社通るかどうかの狭き門です。それに対して、業務改善助成金の場合は、要件さえ満たせば支給され、金額も2倍(持続化補助金は50万)、事業計画書の作成も容易です。時給1000円未満のパート・アルバイト社員を一人でも雇用している事業者の場合は、業務改善助成金をオススメします。

業務改善助成金

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  4. ドラッカーはマーケティングとイノベーションが経営の両輪であると言っています。
  5. ドラッカーはマネジメントの機能として、3つを上げています。

代表者プロフィール

井上敬裕
中小企業診断士・社会保険労務士
1972年岡山県生まれ
青果工場の工場長を経て、2012年中小企業診断士として独立、2015年から社会保険労務士として開業

浦安商工会議所経営支援発達事業アドバイザー
浦安市中小企業経営アドバイザー
渋谷区創業支援アドバイザー
東京開業ワンストップセンター開業アドバイザー
横浜市中央卸売市場経営アドバイザー
ふくしま地域産業6次化イノベーター
ミラサポ登録専門家(中小企業経営)
著作「食品表示事故をなくすために」(JTEX2017)